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鳥（とり）や魚（さかな）をはじめ、私（わたし）たちの暮（く）らしの周（まわ）りにはさまざまな生き物（い もの）がすんでいます。それらの生き物（い もの）たちは、「在来（ざいらい）種（しゅ）」と「外来（がいらい）種（しゅ）」に分（わ）かれています。まず在来（ざいらい）種（しゅ）とは、その地域（ちいき）に昔（むかし）からすんでいる生き物（い もの）や植物（しょくぶつ）のことです。例（たと）えば、日本（にほん）ではニホンザルなどが在来（ざいらい）種（しゅ）です。一方（いっぽう）、外来（がいらい）種（しゅ）は他（ほか）の地域（ちいき）から移（うつ）ってきた生き物（い もの）や植物（しょくぶつ）のことで、有名（ゆうめい）なものだとアメリカザリガニやブラックバスがその例（れい）です。この外来（がいらい）種（しゅ）が増（ふ）えると、在来（ざいらい）種（しゅ）の食べ物（た もの）やすむ場所（ばしょ）を奪（うば）ってしまうことがあり、これが続（つづ）くと、「生態（せいたい）系（けい）」という自然（しぜん）のバランスが崩（くず）れてしまいます。

マンションなどの住（す）まいをつくる会社（かいしゃ）「三菱地所（みつびしじしょ）レジデンス」では、生き物（い もの）や植物（しょくぶつ）の環境（かんきょう）を守（まも）ることを目的（もくてき）に「ビオ ネット イニシアチブ（BIO NET INITIATIVE）」という取り組（と く）みを進（すす）めています。この「ビオ ネット イニシアチブ」はマンションの敷地（しきち）内（ない）に植栽（しょくさい）（樹木（じゅもく）や草花（くさばな））を植（う）える際（さい）に地域（ちいき）になじみのある在来（ざいらい）種（しゅ）を多（おお）く選（えら）ぶことで、その地域（ちいき）で育（そだ）った生き物（い もの）がすんでいる環境（かんきょう）をあまり変（か）えないようにしています。また、消毒（しょうどく）薬（やく）などの化学（かがく）物質（ぶっしつ）をなるべく使（つか）わずに手入（てい）れを行（おこな）うことで、地域（ちいき）の鳥（とり）や虫（むし）がすみやすい環境（かんきょう）を守（まも）るなどし、人（ひと）と自然（しぜん）が共生（きょうせい）するためのさまざまな取り組（と く）みを進（すす）めています。