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定規（じょうぎ）やボールペン、筆箱（ふでばこ）、実（じつ）は消（け）しゴムも。みなさんの机（つくえ）の上（うえ）にも、プラスチックから生（う）まれた製品（せいひん）がたくさんあると思（おも）います。軽（かる）くて丈夫（じょうぶ）で柔軟（じゅうなん）性（せい）が高（たか）く、さらに製造（せいぞう）にかかるコストが低（ひく）いことからさまざまな製品（せいひん）に用（もち）いられ、私（わたし）たちの暮（く）らしには欠（か）かせないものです。このとても便利（べんり）なプラスチックですが、焼却（しょうきゃく）処分（しょぶん）の際（さい）には、地球（ちきゅう）温暖（おんだん）化（か）の原因（げんいん）となるCO₂を大量（たいりょう）に排出（はいしゅつ）します。さらに、微生物（びせいぶつ）などにより分解（ぶんかい）されるには数（すう）百（ひゃく）年（ねん）から千（せん）年（ねん）以上（いじょう）もかかると言（い）われ、海（うみ）を漂（ただよ）うプラスチックのゴミは生き物（い　もの）たちに深刻（しんこく）な影響（えいきょう）を与（あた）えています。

今（いま）、社会（しゃかい）では新（あら）たに製造（せいぞう）されるプラスチックを減（へ）らすために、世界中（せかいじゅう）でいろいろなアクションが行（おこな）われていて、化粧（けしょう）品（ひん）会社（がいしゃ）のコーセーでも多様（たよう）な取り組（と　く）みを進（すす）めています。そのひとつが、「容器（ようき）や包装（ほうそう）に用（もち）いるプラスチックの使用（しよう）量（りょう）の削減（さくげん）」です。容器（ようき）をコンパクトにしたり、紙（かみ）製（せい）にしたり、つめかえ用（よう）のボトルを採用（さいよう）したり、さまざまな工夫（くふう）を行（おこな）っています。またプラスチックの使用（しよう）量（りょう）を減（へ）らすことで発生（はっせい）するCO₂の量（りょう）を抑（おさ）えた「新（しん）素材（そざい）」を開発（かいはつ）するなど、あらゆる角度（かくど）から「容器（ようき）・包装（ほうそう）のプラスチック使用（しよう）量（りょう）の削減（さくげん）」に取り組（と　く）んでいます。