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さまざまな商品（しょうひん）のネット通販（つうはん）を行（おこな）っている会社（かいしゃ）「アスクル」では、以前（いぜん）から、売れ残（う のこ）ってしまったり、箱（はこ）やパッケージに傷（きず）がついてしまった商品（しょうひん）を「アウトレット」で販売（はんばい）していました。一方（いっぽう）で、品質（ひんしつ）にはまったく問題（もんだい）がないのに、パッケージが新（あたら）しいものに変更（へんこう）になったなどの理由（りゆう）で廃棄（はいき）処分（しょぶん）されていた商品（しょうひん）もたくさんあり、大（おお）きな課題（かだい）になっていました。そこでアスクルは、商品（しょうひん）をつくっている会社（かいしゃ）に協力（きょうりょく）を呼（よ）びかけ、2019年（ねん）から、「Go Ethical（ゴー エシカル）」という取り組（と く）みをはじめました。

「Go Ethical」では、これまでアウトレットとして販売（はんばい）されることがほとんどなかった、化粧（けしょう）品（ひん）や洗剤（せんざい）などを安（やす）く販売（はんばい）し、廃棄（はいき）処分（しょぶん）される商品（しょうひん）の量（りょう）を減（へ）らしています。この取り組（と く）みを通（つう）じて、販売（はんばい）された商品（しょうひん）は2024年（ねん）8月（がつ）時点（じてん）で累計（るいけい）170万（まん）個（こ）にもおよびます。また、「Go Ethical」は、購入（こうにゅう）する人（ひと）に「アウトレットになった理由（りゆう）」や「廃棄（はいき）処分（しょぶん）されずに済（す）んだ商品（しょうひん）の量（りょう）」を伝（つた）えるところも特徴（とくちょう）のひとつです。これによって、「購入（こうにゅう）した人（ひと）自身（じしん）が、どれだけ廃棄（はいき）処分（しょぶん）の削減（さくげん）に貢献（こうけん）できたか」を実感（じっかん）できます。以上（いじょう）の点（てん）が評価（ひょうか）され、「Go Ethical」は、「令（れい）和（わ）4年度（ねんど）消費（しょうひ）者（しゃ）志向（しこう）経営（けいえい）優良（ゆうりょう）事例（じれい）表彰（ひょうしょう）」で「消費（しょうひ）者（しゃ）庁（ちょう）長官（ちょうかん）表彰（ひょうしょう）」を受賞（じゅしょう）しました。