SDGsラジオの内容を、もっと詳しく知ろう!
工事現場は、クレーンやブルドーザー、ショベルカーなどの大きな機械や電動工具を使ったり、高い場所や足場が悪いところで作業したりと多くの危険がひそんでいます。そのため他の職場に比べると、労働災害が起きやすいとされています。このリスクに対して、全国のショッピングセンターやスーパーマーケットなどの商業施設を中心に、さまざまな建物をつくっている「建設会社のイチケン」では、「安全第一主義」を理念に、労働安全衛生法などの法律を守り、無事故・無災害を実現するためにいろいろな取り組みを行っています。そのひとつとしてイチケンでは、工事現場で働く人々が安心・安全に働けるように、定期的に現場をパトロールし、事故や災害が起きないようにする活動を行っています。また、健康管理にも気をつけて、体調のチェックやこまめな休憩、休憩室の温度管理などをして、熱中症を防ぐこともこの活動のひとつです。
さらに、毎年7月の「全国安全週間」では、全国の工事現場で安全衛生大会を開催しています。イチケンの社員だけでなく、工事現場で一緒に働く協力会社の人たちも参加し、「みんなで協力しながら、さらに安全な職場環境をつくっていくこと」を誓い、安全意識の向上を図る機会としています。ひとつの建物が完成するには、数か月から数年かかることがあり、何百人、大きいものでは何千人というものづくりのプロたちが関わっています。そして、それぞれが専門性を発揮することではじめて、建物が建てられるのです。だからこそ、「工事現場で一緒に働くすべての人を大切にすること」はとても大事。イチケンのこの姿勢・考え方は、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成する」につながる、とてもすばらしいアクションなのです。