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「温室（おんしつ）効果（こうか）ガス」とは、大気（たいき）中（ちゅう）の熱（ねつ）を吸収（きゅうしゅう）する性質（せいしつ）のあるガスの総称（そうしょう）で、二酸化炭素（にさんかたんそ）やメタンがその代表（だいひょう）です。温室（おんしつ）効果（こうか）ガスには太陽（たいよう）から放出（ほうしゅつ）される熱（ねつ）を地球（ちきゅう）に閉（と）じ込（こ）め、地表（ちひょう）を温（あたた）める働（はたら）きがあります。これにより地球（ちきゅう）の平均（へいきん）気温（きおん）は約（やく）14℃（どシー）に保（たも）たれ、気象庁（きしょうちょう）によれば、もしも地球（ちきゅう）上（じょう）から温室（おんしつ）効果（こうか）ガスがなくなると、「地球（ちきゅう）の表面（ひょうめん）温度（おんど）はマイナス19℃（どシー）になる」といわれています。したがって、温室（おんしつ）効果（こうか）ガス自体（じたい）は地球（ちきゅう）にとってなくてはならないものです。ところが、18世紀（せいき）後半（こうはん）頃（ごろ）から、人類（じんるい）は生活（せいかつ）や産業（さんぎょう）活動（かつどう）のために、石炭（せきたん）・石油（せきゆ）・ガスなどの燃料（ねんりょう）を大量（たいりょう）に消費（しょうひ）するようになっていきました。それにより大気（たいき）中（ちゅう）にある二酸化炭素（にさんかたんそ）の濃度（のうど）が増加（ぞうか）したため温室（おんしつ）効果（こうか）が高（たか）まり、地球（ちきゅう）の平均（へいきん）気温（きおん）が少（すこ）しずつ上昇（じょうしょう）していくという結果（けっか）をもたらしています。これが「地球（ちきゅう）温暖（おんだん）化（か）」です。

日本（にほん）における温室（おんしつ）効果（こうか）ガスの種類（しゅるい）別（べつ）排出（はいしゅつ）量（りょう）の割合（わりあい）は、二酸化炭素（にさんかたんそ）が全体（ぜんたい）の9割（わり）以上（いじょう）を占（し）め、地球（ちきゅう）温暖（おんだん）化（か）の最大（さいだい）の原因（げんいん）となっています。そこで大阪（おおさか）ガスでは、温室（おんしつ）効果（こうか）ガスの中（なか）でも地球（ちきゅう）温暖（おんだん）化（か）への影響（えいきょう）度（ど）が最（もっと）も大（おお）きい二酸化炭素（にさんかたんそ）排出（はいしゅつ）を削減（さくげん）するため、「エネファーム」という家庭（かてい）用（よう）燃料（ねんりょう）電池（でんち）コジェネレーションシステムを導入（どうにゅう）し、これにより従来（じゅうらい）のシステムと比較（ひかく）して、二酸化炭素（にさんかたんそ）の排出（はいしゅつ）量（りょう）を約（やく）50％（パーセント）も削減（さくげん）できるようになりました。