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年間（ねんかん）で新（あら）たに販売（はんばい）・購入（こうにゅう）される衣類（いるい）の量（りょう）は、日本（にほん）全体（ぜんたい）（2020年（ねん））で約（やく）81.9万（まん）トン。その約（やく）96％（パーセント）に相当（そうとう）する約（やく）78.7万（まん）トンが、数（すう）年（ねん）のうちに手放（てばな）されていると推計（すいけい）されています。さらにここから約（やく）51万（まん）トンが廃棄（はいき）処分（しょぶん）され、その主（おも）な方法（ほうほう）が「焼却（しょうきゃく）」であることを考（かんが）えると、毎年（まいとし）莫大（ばくだい）な量（りょう）の二酸化炭素（にさんかたんそ）が排出（はいしゅつ）されていることになります。地球（ちきゅう）温暖（おんだん）化（か）の大（おお）きな原因（げんいん）になっているこの二酸化炭素（にさんかたんそ）の排出（はいしゅつ）量（りょう）を減（へ）らすためにも、「着（き）なくなった服（ふく）を『捨（す）てる』のではなく『売（う）る』こと」、もしくは「誰（だれ）かが着（き）なくなった服（ふく）を『買（か）う』こと」は、環境（かんきょう）保全（ほぜん）の観点（かんてん）からとてもポジティブな選択（せんたく）のひとつです。私（わたし）たちがめざすべき「循環（じゅんかん）型（がた）社会（しゃかい）」の実現（じつげん）に向（む）けて、「捨（す）てるを減（へ）らすこと」は今後（こんご）ますます大切（たいせつ）になってくるのではないでしょうか。

たくさんの人（ひと）がメルカリで「衣類（いるい）」を取引（とりひき）したことによって、2021年（ねん）ではなんと約（やく）48万（まん）トン分（ぶん）の二酸化炭素（にさんかたんそ）の排出（はいしゅつ）を回避（かいひ）することができました。これは東京（とうきょう）ドーム約（やく）200杯（はい）分（ぶん）の二酸化炭素（にさんかたんそ）の排出（はいしゅつ）量（りょう）に相当（そうとう）します。さらに、2019年（ねん）から2021年（ねん）までの3年間（ねんかん）に取引（とりひき）された衣類（いるい）の量（りょう）を合計（ごうけい）すると約（やく）140万（まん）トンにものぼり、その数字（すうじ）は毎年（まいとし）上昇（じょうしょう）しています。また約（やく）140万（まん）トンのうち、約（やく）25万（まん）トンをアメリカ版（ばん）のメルカリが占（し）めており、この地球（ちきゅう）に優（やさ）しいアクションは海（うみ）を越（こ）えて拡大（かくだい）を続（つづ）けています。