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みなさんが使（つか）わなくなったさまざまな「モノ」の買取（かいとり）・販売（はんばい）を通（とう）して、循環（じゅんかん）型（がた）社会（しゃかい）の実現（じつげん）に貢献（こうけん）している「ブックオフ」では、年間（ねんかん）に約（やく）4億（おく）点（てん）のモノを買い取（か　と）っています。一方（いっぽう）で販売（はんばい）点数（てんすう）は年間（ねんかん）3億（おく）点（てん）未満（みまん）と、国内（こくない）だけではどうしても売れ残（う　のこ）りが生（しょう）じてしまいます。そこでブックオフは海外（かいがい）に目（め）を向（む）け、2016年（ねん）にマレーシアにて海外（かいがい）チェーン店（てん）となるリユースショップ「Jalan Jalan Japan（以下（いか）「JJJ」）」の1号（ごう）店（てん）をオープンしました。国内（こくない）で売れ残（う　のこ）ったモノを輸出（ゆしゅつ）し、ゴミにせずリユースすることで、たくさんのモノの命（いのち）を延（の）ばしています。

JJJは、現在（げんざい）マレーシアに1１店舗（てんぽ）、カザフスタンにも2店舗（てんぽ）を出店（しゅってん）するなど、海外（かいがい）での展開（てんかい）を加速（かそく）させています。また、マレーシアにおいて400名（めい）以上（いじょう）の新（あら）たな雇用（こよう）を生み出（う　だ）し、SDGｓの1つである「８（）．働（はたら）きがいも経済（けいざい）成長（せいちょう）も」に大（おお）きく貢献（こうけん）しています。しかし、マレーシアは日本（にほん）ほど生活（せいかつ）水準（すいじゅん）が高（たか）くなく、悪条件（あくじょうけん）で働（はたら）かされる人（ひと）も少（すく）なくありません。そこでJJJでは、単（たん）に給料（きゅうりょう）を支払（しはら）って働（はたら）かせるのではなく「ずっとJJJで働（はたら）きたい」と思（おも）ってもらえるように努（つと）めています。例（たと）えば従業（じゅうぎょう）員（いん）の生活（せいかつ）寮（りょう）をつくって受け入（う　い）れたり、食事（しょくじ）に困（こま）っている従業（じゅうぎょう）員（いん）のために、倉庫（そうこ）に「ミルトンホール」というスペースをつくり、朝食（ちょうしょく）や昼食（ちゅうしょく）を無料（むりょう）で提供（ていきょう）するようにしました。また、日本（にっぽん）のブックオフと同（おな）じようにキャリアパスプランを設（もう）けるなど、従業（じゅうぎょう）員（いん）に「責任（せきにん）感（かん）・やりがい」を感（かん）じてもらうためのさまざまな取り組（と　く）みを続（つづ）けています。