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「リユース」は、地球（ちきゅう）にやさしい行動（こうどう）である「3R（スリーアール）」のひとつで、英語（えいご）で「再（さい）利用（りよう）」という意味（いみ）です。「本（ほん）を売（う）るならブックオフ」のキャッチフレーズで有名（ゆうめい）なブックオフは、「使（つか）わなくなった人（ひと）」から「必要（ひつよう）としている人（ひと）」へ、リユースのお手伝（てつだ）いをするお店（みせ）です。ブックオフはその名（な）の通（とお）り、はじめは「古本屋（ふるほんや）」としてスタートしましたが、現在（げんざい）では本（ほん）だけでなく、洋服（ようふく）・おもちゃ・スポーツ用品（ようひん）などいろいろな商品（しょうひん）を取り扱（と　あつか）っており、その店舗（てんぽ）数（すう）は日本（にほん）を中心（ちゅうしん）にアメリカ・フランスなど約（やく）800店（てん）にのぼります。

そもそもなぜ「リユース」が「地球（ちきゅう）にやさしい行動（こうどう）」なのでしょうか。それは主（おも）に二（ふた）つの理由（りゆう）からです。一（ひと）つめに、新（あら）たな資源（しげん）を使（つか）わずに済（す）むから。ブックオフがお客（きゃく）さまから買い取（か　と）る商品（しょうひん）数（すう）は、一（いち）年間（ねんかん）で約（やく）4億（おく）点（てん）、そして販売（はんばい）される数（かず）はなんと約（やく）2億（おく）7,000万（まん）点（てん）。これだけの「モノ」をリユースすることで、新（あたら）しくモノを作（つく）るときに必要（ひつよう）となる水（みず）・木（き）・ガスなどの資源（しげん）やエネルギーを浪費（ろうひ）せずに済（す）みます。二（ふた）つめに、地球（ちきゅう）温暖（おんだん）化（か）の原因（げんいん）となる二酸化炭素（にさんかたんそ）の排出（はいしゅつ）量（りょう）を減（へ）らせるから。リユースによって、モノ自体（じたい）の命（いのち）を延（の）ばし、それがゴミの削減（さくげん）（リデュース）につながり、廃棄（はいき）処理（しょり）の過程（かてい）で発生（はっせい）する二酸化炭素（にさんかたんそ）の排出（はいしゅつ）量（りょう）を減（へ）らし、地球（ちきゅう）にやさしい環境（かんきょう）をつくれます。ブックオフでは、年間（ねんかん）約（やく）46万（まん）トンの二酸化炭素（にさんかたんそ）削減（さくげん）に貢献（こうけん）しています。このようにリユースはSDGs達成（たっせい）に欠（か）かせない「循環（じゅんかん）型（がた）社会（しゃかい）の実現（じつげん）」に大（おお）きく役立（やくだ）っているのです。