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日本（にほん）では毎年（まいとし）のように大（おお）きな地震（じしん）があります。大（おお）きなゆれで建物（たてもの）がこわれたり、橋（はし）が落（お）ちたりすると、多（おお）くの人（ひと）のいのちやくらしが危険（きけん）にさらされてしまいます。そこで「IMV（あイエムブイ）株式会社（かぶしきがいしゃ）」では、地震（じしん）に強（つよ）い建物（たてもの）をつくるための「耐震（たいしん）試験（しけん）」というテストを行（おこな）っています。このテストでは「振動（しんどう）試験（しけん）装置（そうち）」とよばれる特別（とくべつ）な機械（きかい）を使（つか）い、実際（じっさい）の地震（じしん）と同（おな）じゆれをつくり、建物（たてもの）の模型（もけい）や家具（かぐ）、橋（はし）の部品（ぶひん）などを乗（の）せてゆらし、「どのくらいの力（ちから）が加（くわ）わるとこわれてしまうのか」をたしかめます。こうして見（み）つかった、ゆれに弱（よわ）い部分（ぶぶん）を強（つよ）くすることで、「地震（じしん）に強（つよ）い建物（たてもの）づくり・街（まち）づくり」に役立（やくだ）てています。

IMVの耐震（たいしん）試験（しけん）は家（いえ）や学校（がっこう）だけでなく、ビルや鉄道（てつどう）など、街（まち）全体（ぜんたい）のさまざまな場所（ばしょ）でいかされています。試験（しけん）で手（て）に入（はい）ったデータは、防災（ぼうさい）の研究（けんきゅう）や技術（ぎじゅつ）に役立（やくだ）ち、地震（じしん）による被害（ひがい）を少（すく）なくするための大切（たいせつ）な手（て）がかりとなっています。またこうした取り組（と く）みは今（いま）、日本（にほん）だけでなく、地震（じしん）が多（おお）い他（ほか）の国々（くにぐに）でも行（おこな）われています。地震（じしん）のゆれを正（ただ）しく知（し）り、「どんな備（そな）えが必要（ひつよう）か」を考（かんが）え続（つづ）けることは、世界中（せかいじゅう）の人々（ひとびと）の安心（あんしん）で安全（あんぜん）な毎日（まいにち）につながっていきます。