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メキシコ合衆国（がっしゅうこく）（以下（いか）「メキシコ」）は、北（きた）アメリカ南部（なんぶ）に位置（いち）する面積（めんせき）約（やく）196万（まん）㎢（日本（にほん）の約（やく）5倍（ばい））・人口（じんこう）約（やく）1億（おく）3000万（まん）人（にん）（日本（にほん）とほぼ同（おな）じ）の国（くに）で、北（きた）はアメリカ合衆国（がっしゅうこく）と接（せっ）していますが、かつて植民（しょくみん）地（ち）支配（しはい）されていたスペインの影響（えいきょう）が、今（いま）も言語（げんご）や文化（ぶんか）面（めん）などで根強（ねづよ）く残（のこ）っています。また7～13世紀（せいき）にかけて栄（さか）えたとされるマヤ文明（ぶんめい）最大（さいだい）の都市（とし）・チチェンイッツァなど、当時（とうじ）のすぐれた文化（ぶんか）を伝（つた）える古代（こだい）遺跡（いせき）もたくさんあり、その多（おお）くは世界（せかい）遺産（いさん）にも登録（とうろく）されています。産業（さんぎょう）は、豊富（ほうふ）な地下（ちか）資源（しげん）をいかした鉱業（こうぎょう）が盛（さか）んで、銀（ぎん）の産出（さんしゅつ）量（りょう）は世界（せかい）第（だい）1位（い）です。また農業（のうぎょう）や牧畜（ぼくちく）も国（くに）の経済（けいざい）を支（ささ）えています。

2006年（ねん）から明治（めいじ）では、西（にし）アフリカや中南米（ちゅうなんべい）、アジアにあるカカオの産地（さんち）を支援（しえん）するために、「メイジ・カカオ・サポート」という取り組（と　く）みを進（すす）めています。これは、高（こう）品質（ひんしつ）なカカオを生産（せいさん）し続（つづ）けられるよう、カカオ農家（のうか）をサポートする取り組（と　く）みで、スタッフが世界（せかい）各国（かっこく）の産地（さんち）まで足（あし）を運（はこ）び、現地（げんち）が抱（かか）えるさまざまな課題（かだい）に合（あ）わせた支援（しえん）を行（おこな）っています。メキシコに向（む）けては、カカオ農家（のうか）の子（こ）どもたちが通（かよ）う小学校（しょうがっこう）にインターネット設備（せつび）を設置（せっち）したり、地域（ちいき）交流（こうりゅう）の場所（ばしょ）として、頑丈（がんじょう）な竹（たけ）を使（つか）った公園（こうえん）を作（つく）ったりなど、農園（のうえん）地域（ちいき）の活性（かっせい）化（か）につながる支援（しえん）を行（おこな）っています。また、現在（げんざい）は「ホワイトカカオ」という、わずかしか生産（せいさん）できない白（しろ）いカカオにも着目（ちゃくもく）し、より安定（あんてい）的（てき）な生産（せいさん）に向（む）けたさまざまな支援（しえん）を進（すす）めることで、SDGsの達成（たっせい）に貢献（こうけん）しています。