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エクアドル共和（きょうわ）国（こく）（以下（いか）「エクアドル」）は、南（みなみ）アメリカ大陸（たいりく）北西（ほくせい）部（ぶ）に位置（いち）する、面積（めんせき）約（やく）26万（まん）㎢（日本（にほん）の本州（ほんしゅう）と九州（きゅうしゅう）を合（あ）わせた大（おお）きさ）、人口（じんこう）約（やく）1800万（まん）人（にん）の国（くに）で、北（きた）はコロンビア、南（みなみ）はペルーと接（せっ）しています。「エクアドル」はスペイン語（ご）で「赤道（せきどう）」を意味（いみ）し、その名（な）の通（とお）り、首都（しゅと）であるキトの少（すこ）し北（きた）に赤道（せきどう）が通（とお）っています。また、本土（ほんど）から西（にし）に1000kmほど離（はな）れたところにあるガラパゴス諸島（しょとう）もエクアドルの領土（りょうど）です。主（おも）な産業（さんぎょう）は、原油（げんゆ）の輸出（ゆしゅつ）・農業（のうぎょう）・漁業（ぎょぎょう）で、農業（のうぎょう）ではバナナやカカオ、コーヒー豆（まめ）などが、漁業（ぎょぎょう）ではエビが国（くに）の重要（じゅうよう）な収入（しゅうにゅう）源（げん）となっています。

西（にし）アフリカや中南米（ちゅうなんべい）、アジアにあるカカオの産地（さんち）を支援（しえん）するために明治（めいじ）は、2006年（ねん）から「メイジ・カカオ・サポート」という取り組（と　く）みを進（すす）めています。これは、高（こう）品質（ひんしつ）なカカオを生産（せいさん）し続（つづ）けられるよう、カカオ農家（のうか）を支援（しえん）するための取り組（と　く）みで、スタッフが世界（せかい）各国（かっこく）の産地（さんち）まで足（あし）を運（はこ）び、現地（げんち）が抱（かか）えるさまざまな課題（かだい）に合（あ）わせた支援（しえん）を行（おこな）っています。エクアドルに向（む）けては主（おも）に「剪定（せんてい）機（き）の寄贈（きぞう）」を行（おこな）っています。カカオの生産（せいさん）に剪定（せんてい）はとても重要（じゅうよう）で、無駄（むだ）な枝（えだ）や葉（は）を切り落（き　お）として日当（ひあ）たりと風通（かぜとお）しを良（よ）くすることで、成長（せいちょう）を促進（そくしん）したり、病虫害（びょうちゅうがい）を抑（おさ）えたりする効果（こうか）があります。また、剪定（せんてい）機（き）以外（いがい）にも、防護（ぼうご）服（ふく）や日除（ひよ）け帽（ぼう）、除草（じょそう）機（き）などの農作業（のうさぎょう）に必要（ひつよう）なものを多数（たすう）寄贈（きぞう）しています。このように明治（めいじ）は、農家（のうか）のみなさんが高（こう）品質（ひんしつ）なカカオをより安定（あんてい）的（てき）かつ効率（こうりつ）的（てき）に生産（せいさん）できるよう支援（しえん）を進（すす）めることで、SDGsの達成（たっせい）に向（む）けて貢献（こうけん）しています。