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ベトナム社会（しゃかい）主義（しゅぎ）共和（きょうわ）国（こく）（以下（いか）「ベトナム」）は、東南（とうなん）アジアのインドシナ半島（はんとう）東部（とうぶ）に位置（いち）する、面積（めんせき）約（やく）33万（まん）㎢（へいほうきろめーとる）（日本（にほん）よりやや小（ちい）さい）・人口（じんこう）約（やく）1億（おく）人（にん）の国（くに）です。第（だい）二（に）次（じ）世界（せかい）大戦（たいせん）後（ご）、内戦（ないせん）により長期間（ちょうきかん）にわたって南（みなみ）ベトナムと北（きた）ベトナムに分断（ぶんだん）されていましたが、1976年（ねん）にようやく南北（なんぼく）統一（とういつ）を果（は）たし、現在（げんざい）のベトナムが成立（せいりつ）しました。国内（こくない）の主（おも）な産業（さんぎょう）は農業（のうぎょう）・鉱工業（こうこうぎょう）に加（くわ）え、近年（きんねん）は観光（かんこう）収入（しゅうにゅう）が大（おお）きく増（ふ）えています。また経済（けいざい）の自由（じゆう）化（か）を促進（そくしん）する「ドイモイ政策（せいさく）」により、日本（にほん）からの企業（きぎょう）進出（しんしゅつ）も相次（あいつ）ぐようになり、現在（げんざい）では日系（にっけい）企業（きぎょう）の重要（じゅうよう）な海外（かいがい）生産（せいさん）拠点（きょてん）のひとつになっています。

明治（めいじ）はベトナムで「カカオの生産（せいさん）」を支援（しえん）するために、「メイジ・カカオ・サポート」という取り組（と　く）みを2006年（ねん）からはじめました。これは、高（こう）品質（ひんしつ）なカカオを生産（せいさん）し続（つづ）けられるよう、カカオ農家（のうか）を支援（しえん）するための取り組（と　く）みで、専門（せんもん）のスタッフが西（にし）アフリカや中南米（ちゅうなんべい）、アジアにある産地（さんち）を訪（おとず）れて、現地（げんち）が抱（かか）えるさまざまな課題（かだい）に合（あ）わせた支援（しえん）を行（おこな）っています。ベトナムに向（む）けては、「カカオの価値（かち）を引き出（ひ　だ）すための研究（けんきゅう）開発（かいはつ）」を推進（すいしん）しており、たとえば、多（おお）くの健康（けんこう）効果（こうか）が期待（きたい）されている、カカオポリフェノールを豊富（ほうふ）に含（ふく）んだカカオの生産（せいさん）に向（む）けた研究（けんきゅう）に取り組（と　く）んでいます。また、より自然（しぜん）に近（ちか）いカカオ農園（のうえん）づくりをめざす取り組（と　く）みとして、「緑地（りょくち）を増（ふ）やしていくためのカカオの苗木（なえぎ）」を寄贈（きぞう）しています。このように、農家（のうか）のみなさんが高（こう）品質（ひんしつ）なカカオを安定（あんてい）的（てき）に生産（せいさん）できるよう支援（しえん）を進（すす）めることで、SDGsの達成（たっせい）に向（む）けて貢献（こうけん）しています。